平成16年7月10日発行
「日本の舞踊」より
 

 

『 坂東三津春乃会開催 見事な舞姿に感嘆の声』

 去る5月23日、坂東 三津春会主による「師籍65周年記念坂東三津春乃会」が、 東京・イイノホールにおいて開催された。

 当日は、体調不良のため欠席となった坂東三津春会主に代わり、坂東啓師が 「廓八景」を舞い、見事に舞台の幕を開けた。

 その後も、会員による発表が続き、長唄、清元、常磐津などの演目が、地方 の演奏に合わせて披露されていった。出演者は、一幕ごとに異なった世界を作 り上げ、観客の心を引き付けており、会場からは感嘆の声が漏れる場面もしば しば見られた。

 会主不在の公演となったが、稽古の行き届いた会員の発表から、日頃の修練 の深みが感じられ、会主の不断の努力を強く感じさせていた。(写真上は坂東啓の「保名」、二段目は坂東三登隆、坂東五郎、沢村紀ノ介の 「お祭り」、三段目は坂東京寿美らの「喜撰」、下はフィナーレでの1景)