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「先生、おはようございます。」
まずはご挨拶から。稽古は礼に始まり、礼に終わります。昔、多くの子女が日舞を習っていた理由のひとつが立ち居振る舞いを学ぶため。納得ですね!こうするうちに自然と所作を学んで行きます。 |
お稽古や発表会の際、浴衣や着物の着方が分からない方には着付けの指導やお手伝いをします。諸先輩方が手伝って下さったり、着付け勉強会では講師が教えてくださいます。 |
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さあ、お稽古の始まりです。初心者の方でも大丈夫。まずは短い曲に取り組みながら、体を動かします。こうして体と感覚を少しずつ慣らして行きます。曲の内容や意味、背景も加味して表現していきます。 |
続けると目に見えて上達して行きます。知らず知らずのうちに着物も体に馴染んでくるから不思議です。時には大きな鏡を見ながら先生との形の違いを確認して練習します。先生の美しい形と自分の形の違いに唖然とすることも…!(汗) |
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難しい曲になると、自然と力が入ります。力を入れているようで、肩には力を入れはいけないし…。呼吸と気と…曲と間と…あらゆる感覚が目覚めて行くような気がします。指の先まで意識するので所作も自然と綺麗になって行きます。 |
今は亡き先代・坂東三津春の稽古の様子。
日舞をやられている方はウソのように実年齢よりかなり若々しくお元気な方が多いのも事実です。足腰はもちろん、体の中心的筋肉、体幹が鍛えられていくのが日本舞踊の特徴です。 |
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ちょっと談笑。最近どうですか?和やかな時間が流れます。 |
先代から受け継がれた蒲田の稽古場。 |
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高輪教室での稽古風景。
ここでは地の利や土日の稽古が多いこともあり、平日お仕事をされている方が多く来られます。 |
基本はマンツーマンでの指導ですが、組で踊るものはパートナーと時間を合わせて一緒にお稽古することもあります。 |
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稽古はひとつには自分の体のクセを知り、直していく作業でもあります。こうして美しく見える形、位置、表現力を自分の体をもって学んで行きます。 |
自らがあらゆる人物やものになり、森羅万象を表現して行きます。曲と一体となって体が自然に動き出した時の感覚はいかにも不思議で心地良く、終わった後にはさわやかな達成感が残ります。 |
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